古い知人から急に連絡がきた
「参院選2016」が近づいていますね。そして、暑くなってきましたね。いよいよ、2016年の夏が本番になってきたようです。
さて、先日、中学時代のクラスメートから、突然、LINEのメッセージが届きました。
いつも連絡してこない知り合いから、急に、こんなメッセージをもらっても困惑します。
僕は、「普通だよ」と、手短に返信。
すると、「普通って笑」と、相手も手短な返信。
さらに、「電話しても良い?」と連投が来た。
僕は、電話が嫌いな人間だ。
「用件あるなら、LINEして」と答えた。
でも、どうしても電話がしたいみたい。
今まで、連絡が来なかったクラスメートから、急に連絡が来るのは、悪い予感しかない。
「すごい人が居るから講演会に来ない」かな?
「お金を貸して」かな?
「保険の勧誘」かな?
暗い気分だったが、仕方なく、電話した。LINEの無料電話なので、通話料はかからないのは、ありがたい。
「あ、ごめん。急に…。ポポカラ君、最近、仕事忙しい?」みたいな世間話からスタート。
「わかったよ。っで、用件は?」と、とりあえず用件が気になる僕。
「え? 何か機嫌悪いの?」と困惑する知人。
「普通だよ。っで、用件は何ですか?」
「あ、今度の選挙で、公明党に投票をお願いしたくて…」
「了解。考えておくよ。公明党がんばってね」
「ありがとう」
「じゃあ切るね」
用件は10秒で終わった。前置きの世間話が長かった。早く本題を言ってくれ、と僕は思っていたが、トークテクニックの面で言うと、まずは軽いジャブが必要だろうね。
まあ、面倒な勧誘じゃなくて良かった。公明党と言えば、創価学会。創価学会がF票を集めているのかな?
僕は、社会人になってから、色々な勧誘を受けてきた。
たとえば、「今度、私の知り合いのスゴイ人が講演に来るから、来てよ!」と誘われたことがある。
「面倒だから行かない」って断ったら、「向上心がない」と説教された。
「向上心のない者は馬鹿ですか?」と聞いたら、「個人の自由だけど、私は嫌だね。人生は1度しかないんだから」と言われた。
「私とは、こんなにも違う価値観の人間が居るなんて、はじめてです」みたいな事を言われた。
あまり良い気分ではなかった。相手から、連絡をかけてきて、軽い言い争いみたいな終わり方だった。
でも、今回は、ちがう。「公明党に入れてね」という単純なお願い。今まで、色々と面倒な勧誘を断ってきて、勧誘を断るのが面倒になってきた僕にとって、「公明党に入れてね」という単純なお願いは、むしろ良い印象を残した。
『戦国自衛隊・関ヶ原の戦い』を観た
このドラマが放送されたのは、2006年1月〜2月。ちょうど10年くらい前ですね。当時、リアルタイムで放送を見ました。
そして、今回、10年ぶりに視聴しました。
当時リアルタイムで観た時に印象に残っているシーンは2つ。
1.石田三成の斬首シーン
2.終盤の女性自衛官のキスシーン
さて、10年ぶりに鑑賞します。
まず、タイムスリップの原理とかの説明がなかった点は、良かったです。
いちいち、「磁場が〜」とか「プラズマが〜」とか説明されても白ける。タイムスリップの時点で、非科学的なんだから、説明とかなしに、ドーンとタイムスリップしちゃえば良いんですよ。そのほうがテンポも良くなる。
この作品、前編と後編に分かれていて、全体を通すと、長時間作品なので、途中でだらけました(これは、僕の集中力が足りないだけですね)
自衛隊が近代装備の圧倒的な力をもって、足軽兵士を一網打尽にするシーンは、これぞ戦国自衛隊といった迫力のある映像でした!
自衛隊の火力は圧倒的に優れていますが、大勢の足軽兵士軍団を征圧するのは無理でしょう。なのに、兵力で劣るザコ(現地人)を無駄に殺戮しまくる。もし、中立を保つのを徹底するのなら、戦場に来ないで、山に篭っておけよ。それか、もし、戦いに参戦するのであれば、ヘリコプターを使って、敵陣の総大将を撃ち殺せよ。下っ端の足軽兵士軍団を無駄に殺傷しないでくれよ。
(幼いころ、近所の公園で、アリをバタバタと足で踏んづけて遊んだのを思い出しました。いくらアリを殺しても、次から次へとアリが出現して、全滅させられなかった…。いくらアリと言えども、無益な殺傷は良くないですね)
あと、どんな作品に対して思うのですが、戦争などのシーンで、名も無きエキストラがバタバタと倒れていく映像を見ると、何だか感じるものがありますね。戦争の虚しさを感じます。
この作品を観て感じたけど、現代の我々と、戦国時代に生きた人間の生死観は、全然ちがうと思います。戦国の世に生まれし者は、そこまで命に執着心はないのでは?
我々よりも、死にちかい場所で、生活しているので、いつでも死ぬ覚悟ができているんじゃないかな。
たとえば、伊庭2尉と小早川が、なぜか一騎打ちになって、小早川が圧倒的に劣勢になり、日本刀を首元につきつけられたときに「斬れよ」みたいな言葉を言ったけど、覚悟を感じましたね。
ネガティブに言えば、命が軽かった時代。たくさん子供を産んで、ほとんどが病死したり、仮に成長しても、簡単に子供を売っていたんだろうな…
ポジティブに言えば、死が身近にあった時代の人間は、僕らとは違って、そこまで死を恐れていなかったし、覚悟を持って生きていたのかな…
僕は、戦国の時代の人の矜持を感じましたよ!
さて、途中、かなり退屈だなと感じましたが、なんとか最後まで観ました。
最後の大仏ポーズは、笑ってしまいました。悟っていますね。
10年ぶりに視聴して、やはり、10年前と同じく、冒頭に紹介した2つのシーンが印象に残りました。
あと、なぞの大仏ポーズの悟りかな。
以上です。評価は、★★★☆☆ですかね。
夏目漱石の『こころ』を読んだよ
友達に薦められて、夏目漱石の『こころ』を読んだ。
この作品を読むのは、おそらく2度目だと思っていたが、読み進めていくうちに、はじめて読んだ気がした。ひょっとすると、今回、はじめて『こころ』を読んだのかもしれない。
読み進めるうちに、「この作品、文章が変だな」と思った。夏目漱石の文章に対して、僕が難癖をつけるのは、おこがましいだろうし、気が狂っていると思われるだろうけど。
僕が「この作品、文章が変だな」と感じる理由は、僕が普段から読んでいる文章との乖離が大きいからだと思う。僕は、あまり読書をする人間ではないけど、読む本のジャンルと言えば、ノンフィクションが中心だ。なので、情景描写の箇所を読むと、「冗長な文章だなぁ。もっと簡潔に書いてよ!」と感じた。
「ここは平仮名で書いたほうが良いね」だとか「ここには、分かりやすく読点を入れたほうが良いね」だとか上から目線で物語を読んだ。でも、国語的な表現方法に注目して読むと、色々と発見のある作品だった。
あと、僕には語彙力・読解力が足りないので、理解できない箇所が沢山あったなァ
作中には、「明治時代の雰囲気」が随所に散りばめられていて、とくに、帝国大学の学生の志は、気高いなァと思った。ほかにも、男女差別の思考が当たり前のように語られていたり、田舎が馬鹿にされている感じも、時代を感じて楽しかった。僕は、東京出身なので、東京(地元)が褒められると嬉しい。
余談だけど、作中に登場するKが、現代にタイムスリップして、「女子大生と合コンしたら、どんな会話をするのだろうか?」と興味を持ちました。
- 作者: 夏目漱石,バラエティアートワークス
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