『戦国自衛隊・関ヶ原の戦い』を観た

このドラマが放送されたのは、2006年1月〜2月。ちょうど10年くらい前ですね。当時、リアルタイムで放送を見ました。

そして、今回、10年ぶりに視聴しました。

当時リアルタイムで観た時に印象に残っているシーンは2つ。

1.石田三成の斬首シーン
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2.終盤の女性自衛官のキスシーン
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さて、10年ぶりに鑑賞します。

まず、タイムスリップの原理とかの説明がなかった点は、良かったです。

いちいち、「磁場が〜」とか「プラズマが〜」とか説明されても白ける。タイムスリップの時点で、非科学的なんだから、説明とかなしに、ドーンとタイムスリップしちゃえば良いんですよ。そのほうがテンポも良くなる。

この作品、前編と後編に分かれていて、全体を通すと、長時間作品なので、途中でだらけました(これは、僕の集中力が足りないだけですね)

自衛隊が近代装備の圧倒的な力をもって、足軽兵士を一網打尽にするシーンは、これぞ戦国自衛隊といった迫力のある映像でした!

自衛隊の火力は圧倒的に優れていますが、大勢の足軽兵士軍団を征圧するのは無理でしょう。なのに、兵力で劣るザコ(現地人)を無駄に殺戮しまくる。もし、中立を保つのを徹底するのなら、戦場に来ないで、山に篭っておけよ。それか、もし、戦いに参戦するのであれば、ヘリコプターを使って、敵陣の総大将を撃ち殺せよ。下っ端の足軽兵士軍団を無駄に殺傷しないでくれよ。

(幼いころ、近所の公園で、アリをバタバタと足で踏んづけて遊んだのを思い出しました。いくらアリを殺しても、次から次へとアリが出現して、全滅させられなかった…。いくらアリと言えども、無益な殺傷は良くないですね)

あと、どんな作品に対して思うのですが、戦争などのシーンで、名も無きエキストラがバタバタと倒れていく映像を見ると、何だか感じるものがありますね。戦争の虚しさを感じます。

この作品を観て感じたけど、現代の我々と、戦国時代に生きた人間の生死観は、全然ちがうと思います。戦国の世に生まれし者は、そこまで命に執着心はないのでは?

我々よりも、死にちかい場所で、生活しているので、いつでも死ぬ覚悟ができているんじゃないかな。

たとえば、伊庭2尉と小早川が、なぜか一騎打ちになって、小早川が圧倒的に劣勢になり、日本刀を首元につきつけられたときに「斬れよ」みたいな言葉を言ったけど、覚悟を感じましたね。

ネガティブに言えば、命が軽かった時代。たくさん子供を産んで、ほとんどが病死したり、仮に成長しても、簡単に子供を売っていたんだろうな…

ポジティブに言えば、死が身近にあった時代の人間は、僕らとは違って、そこまで死を恐れていなかったし、覚悟を持って生きていたのかな…

僕は、戦国の時代の人の矜持を感じましたよ!

さて、途中、かなり退屈だなと感じましたが、なんとか最後まで観ました。

最後の大仏ポーズは、笑ってしまいました。悟っていますね。

10年ぶりに視聴して、やはり、10年前と同じく、冒頭に紹介した2つのシーンが印象に残りました。

石田三成の斬首シーン
・終盤の女性自衛官のキスシーン

あと、なぞの大仏ポーズの悟りかな。

以上です。評価は、★★★☆☆ですかね。