『ウォールフラワー』を観た。
ウォールフラワーとは、ウォール(壁)のフラワー(花)という意味で、パーティーで壁際にジーっとしている主人公のことだろうか。
僕も、パーティーで、壁際でジーっとしていたら、「おめぇーは、壁の花かよ!」みたいな事を言われたことがあるのを思い出した。「壁の花」というのは、辞書にも載っているようなコトバなのか?
気になったので、デジタル大辞泉で「壁の花」を検索してみたところ、以下のように説明されていた。
パーティーなどで、会話の輪から外れている女性。もともとは、舞踏会で、踊りに誘われず壁際に立っている女性をいった語。
なるほど。一般的な名称のようだ。ただ、「花」というだけあって、女性を指すコトバのようだ。
余談だが、僕の周りでは、パーティーで壁際でジーっとパーティーを眺めているメンズのことを「お地蔵さん」と呼んでいる。
さて、『ウォールフラワー』を観た感想ですが、以下はネタバレがあるので、注意してほしい。
まずは、精神病院で入院していた過去を持つ主人公チャーリーが登場。高校デビューを目論む。僕は、アメリカの High School 制度とか雰囲気が分からないんだけど、アメリカのハイスクールは、かなり自由な雰囲気だ。
そして、上下関係が厳しいのか、1年生には相当ツライ環境のようだ。
ちなみに、アメリカのスクールカーストは、Wikipedia(日本語版)によると、頂点がジョック。
これはアメフトやってるようなスポーツマンだ。で、ジョックの周りにいる女性がクイーン・ビー。アメフトのチアリーダー等。
その下のサイドキックスは、よく知らんが、ジョックスの取り巻きだろう。ワナビーは、(I want to be)で、向上心の高いけど、クイーン・ビーになれないような女性連中かな。
その下は、色々いるけど、日本だと、ナードとかギークが有名かな。英語圏の人に「オタクとはどうい意味ですか?」と聞かれたら、「ああ、ナードとかギークを日本ではオタクと呼んでいるんだよ」と答えれば通じると思う。
最下層は、ターゲット。まあ、イジメのターゲットなんだろうね。
で、不良は、カースト圏外だね。あと、ザ・フローターは、よく分からん浮いている電波系集団かな。
っで、映画に、話しを戻すと、主人公は、最下層に位置している。主人公の兄は、アメフト野郎なので、頂点のジョックだろうね。
映画の時代は、カセットテープの時代だ。20年くらい前なのだろうか。カセットテープ時代っていつだっけ?
『世界の中心で、愛をさけぶ』もカセットテープのやり取りをしていたから、同じような時代なのかな。
主人公は、アメフトの試合会場で、偶然、パトリックという調子者と隣に座る。
っで、調子者パトリックの友達のサム(本作ヒロイン)とも知り合う。
ちなみに、僕は、アメフトのルールを知らない。
っで、変なパーティーに行って、ブラウニー食べて、テンションが上がる主人公チャーリー。背景知識が乏しいので、よく分からないのですが、ブラウニーには、大麻でも入っているのでしょうか?
ハイ状態になって、仲間とも打ち解ける主人公。っで、「親友が自殺したんだよね」とサムに打ち明ける。サムは、日本で言うところのビッチだな。あと、調子者パトリックと、スクールカースト頂点(ジョック)がゲイの関係であるのを偶然に知ってしまう。
仲間は、みな上級生。SATの結果がどうだこうだと語っている。
ちなみに、SATの数学は、かなり簡単。センター試験の数学と比べ物にはならない。アメリカ人高校生と日本人高校生なら、日本人のほうが学力が高い気がする。でも、大学で抜かれる気がする。
サムは、11歳のとき、性的暴行を受けたらしい。それで、ビッチ化したのだろうか。主人公が童貞なのを知ったサムは、良い思い出のファーストキスをくれた。でも、どうも主人公チャーリーの様子がオカシイ。何かトラウマがあるようだ。主人公も、幼いころに性的虐待を受けたみたいだ。お互いに共通点があって、友情も深まる。
途中で、秀才のベジタリアン仏教徒と付き合うことになる主人公。でも、やっぱりサムが好きみたい。
サムは、ビッチ女というか、いつもダメ男と付き合っているみたいだ。ダメ男と言っても、高スペックの浮気男だな。
夏になって、上級生は、卒業しちゃって、進学のため、遠い場所に散らばる。日本は狭い国だから、進学と言っても、大した距離じゃないけど、アメリカは広いよね。
で、大学に進学した上級生仲間から、「大学は良い所だよ」って希望をもらって、最後にドライブして、夜景のなか、自動車の荷台の上にタイタニックみたいに立って風を受けて終わり。
荷台に立って、両手を広げるのは危険だよね。でも、あれを、夜の首都高に乗って、レインボーブリッジでやってみたい。
こんな感じのストーリーだったと思う。でも、アメリカの高校文化が良く分からなくて、理解できなかった箇所が多かった。プロムの仕組みとか何となくでしか知らん。