理系のほうがコスパ良い気がする

僕は、理系の大学を卒業して、エンジニアをやっている。

理系の大学だったので、就職活動がとても楽だった。文系の人が必死に「就活」をやっているのを見て、なんだか申し訳ないと思ったし、「就活」を経験しなかった自分は、就活を通じて人間的に成長することはできないんだなと思った。就活っていう風習は、茶番だなーと思ったけど、ああいったイベントをサクサクっと通過できる人間になりたいなと思っていた。人生1度きりのチャンスなので、僕も就活っぽいイベントに参加することにした。

僕は、ファッションに関しては、超テンプレ人間です。
cf.大学生のファッション - ポポカラ --金魚すくい、得意だよ

でも、就活のときは、ただ単純に、就活っぽいイベントに参加したかっただけなので、テンプレ通りのスーツを購入することなく、適当なスーツでイベントに参加した。そしたら、「君のネクタイは就活用じゃないから駄目だ」みたいな事を言ってくる就活生が居た。なんだか嫌な気持ちになったけど、スルーした。一部の就活生と人事担当の人は、就活に染まりきっていた。

でも、基本的には、極端な奴は少数派で、大多数は良い人たちだった。結局は、イベントに参加してみたものの、「何か収穫はありましたか?」と聞かれれば、「ほとんど、ありませんでした」と答えるだろうけど、一応、人生のイベントに参加できたので、まあ満足している。

僕の周りの理系人間には、「俺らが優遇されるのは、大学時代に勉強をしたからだ」と言う人がいた。たしかに、けっこう勉強をした。もし、僕が文系大学に通っていたら、たぶん勉強しなかったと思う。

でも、僕は、根拠はなかったけど、「俺らが優遇されるのは、安い給料で、たくさん働かされるからなのでは?」と思っていた。何となく、「こんなにスイスイ簡単に就職できるのは裏があるはず」だと思った。

だって、こんなに簡単に就職できるなら、もっと多くの高校生が理系大学を希望する気がする。僕は、高校生のとき、馬鹿で何も考えていなかったから、適当に理系を選んだけど、普通の高校生は、僕より考えている気がする。

今の僕は、社会人になったばかりだから、よく分からないけど、今のところは、「理系はお得だな」と感じている。そのうち、考えが変わるのかもしれない。人生のトータルで考えた、出世のスピード、仕事の内容等で、考えが変わるかもしれない。

僕が就活を通じて、感じた感覚は、

優秀な文系 > 優秀な理系 > 平凡な理系 > 平凡な文系、底辺理系 > 底辺文系

といった感じかな。「優秀な文系」に食い込むのは、厳しいだろうから、理系がコスパ良いんじゃないかなと思う。