僕:『アイフォーンって携帯電話だよね?」

あれは何年前のことだったかな。「iPhone 3GS」の時代だったと思うから、2009年の冬頃のことだと思う。

あの頃の僕は、「最近、アイフォーンっていうコトバをよく聞くんだけど、携帯電話だよね?」くらいの知識しかなかった。

あるとき、学校の休み時間中に、アイフォーンの話題で盛り上がっていた。


「今日、iPhoneを充電するの忘れちゃったよ!」


…今から思えば、ごく普通の会話だ。

でも、当時の僕は、

「今日、iPhoneを充電するの忘れちゃったよ!」じゃなくて、

「今日、携帯電話を充電するの忘れちゃったよ!」って言えばいいじゃん。

と思っていた。

「なんで、わざわざアイフォーンって呼ぶんだ?」

と思っていた。違和感を感じた。

たとえば、

「今日は、雨だったから、で来たよ」と言わずに、

「今日は、雨だったから、ベンツで来たよ」と表現したら、

何か違和感ある気がする。そんな感じ。

当時の僕は、わざわざ「アイフォーン」って呼ぶのは違和感があるから「携帯電話」って呼んだほうがいいと思っていた。

現在、iPhoneが日本に上陸してから4年がたった。

現在の僕は、「今日、iPhoneを充電するの忘れちゃったよ!」という表現に違和感を感じなくなった。それくらい、アイフォーンは、社会に浸透したんだね。